小山建設スタッフブログ

マイホームが欲しいと思ったら、まずは「知る」ことから!~尾道市・福山市周辺で叶える理想の暮らし~:その③

2025.08.18


こんにちは。尾道市の小山建設です。

「マイホームは欲しい、でも何から始めれば・・・」
そうお悩みの方が、
「よし、マイホームを建てるぞ!」
となっていただけることを願って記事を書いております。

前回は、家づくりの要となる資金計画についてお話ししました。

土地の購入費や建築費はもちろん、税金や諸費用まで、将来にわたって無理なく支払えるプランを立てることの大切さが伝わったでしょうか。

今回は、いよいよ家づくりのクライマックスともいえる「建物」についてです。
「どんな間取りにしよう?」「リビングは広くしたいな」「おしゃれな家にしたい!」など、夢がどんどんふくらみますよね。

でも、ちょっと待ってください!
実は、建物を建てるために、間取りやデザイン以外にも考えるべきことがたくさんあるんです。
今回は、理想のマイホームを実現するために知っておくべき、建物の設計ルールについて見ていきましょう。

1. 間取りを考える際の3つのポイント

まずは、誰もが一番楽しみにしている間取りの決め方から。
間取りは、ただ部屋の数を決めるだけではありません。
ご家族の毎日の暮らしを想像しながら、以下の3つのポイントを考えてみましょう。

①家族のライフスタイルを考える
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)は、家族みんなが一番長く過ごす場所ですね。
どんな風に過ごしたいか、どんな雰囲気が理想か、具体的にイメージしてみましょう。
お子さまがまだ小さいなら、将来の成長を見越した子ども部屋の数や広さも大切です。
リモートワークが当たり前になった今、書斎やワークスペースの有無も重要なポイントといえるでしょう。

②毎日の「動線」を意識する
「動線」とは、家の中での人の動きのことです。
例えば、洗濯物を「洗う→干す→たたむ→しまう」という一連の流れがスムーズになるよう、水回りの配置を工夫。
スーパーで買い物をして帰ってきたときに、キッチンへ一直線に行けるルートを確保。
朝の忙しい時間帯に、洗面所とトイレの取り合いにならないようにする。
といったように、毎日の「動く」をイメージすると、使いやすい間取りが見えてきます。

③収納スペースを確保する
家は広ければ広いほどいい、というわけではありません。
いくら広くて素敵なリビングでも、物があふれてしまっては台無しです。
家族の物だけでなく、季節のイベント用品や趣味の道具など、何をどこにしまうかまで考えて間取りを決めましょう。

間取りと同時にサッシも決めよう!

間取りを決める際には、窓やドアなどの「サッシ」についても同時に考えていく必要があります。
窓には様々な種類やデザインがあり、開閉方法(電動、チェーン、グレモン、オペレーターハンドルなど)も多岐にわたります。
どの窓を、どのように開閉したいかによって、使い勝手やデザインが大きく変わります。
窓から見える景色や風通しを考えながら、ご家族の暮らしに合ったサッシプランを決めていきましょう。

2. 知っておきたい「建物のルール」

「よし、間取りは完璧!」
そう思っても、残念ながらその間取りがそのまま実現できるとは限りません。
なぜなら、建物を建てる際には、法律やその土地のルールを守らなければならないからです。

「建築基準法」という、家を建てるための基本的なルールがあることをご存知でしょうか。
この法律は、建物の安全性や耐久性を確保し、私たちが安心して暮らすために定められています。
たとえば、建ぺい率容積率もそのひとつ。

建ぺい率・・・敷地面積に対して、建物を上から見たときの面積(建築面積)の割合
容積率・・・敷地面積に対して、建物の延床面積(すべての階の床面積の合計)の割合

これらは土地ごとに上限が定められており、このルールを超えた建物は建てられません。

家を建てるための「確認申請」

家を建てるためには、「建築確認申請」という許可申請を役所や民間の検査機関に出し、許可がおりないと工事を始めることができません。
この申請には、建物の仕様や構造、設備など、非常に細かな項目をすべて決めておく必要があります。

【確認申請までに決めておくことの例】
外壁、屋根材、床材、ドア、窓(サッシ)などの建材
照明器具、コンセント、スイッチの位置
キッチン、お風呂、トイレなどの住宅設備
断熱材や換気システム
給排水や電気配線
※受ける認定によって異なります

「思っていたよりも小さい家しか建てられない!」といったことにならないよう、土地選びの段階でこのルールを把握しておくことが大切です。

3. その地域ならではの「ルール」と家づくりのポイント

私たち小山建設のように家づくりを行う工務店は、地域特有のルールを熟知しています。
その代表例が「防火地域」「準防火地域」です。

これは、火災の延焼を防ぐために、市街地の中心部などに指定されているエリアのことをいいます。
このエリアで建物を建てる場合、通常の地域よりも火災に強い建材を使ったり、窓の素材が限定されたりします。

特に、風光明媚な景色が広がる尾道市では、景観に配慮した設計を求められることがあります。
周囲の街並みと調和するような外観や、家から見える景色をどう取り込むかなども、建物を建てる上で重要なポイントです。
理想の注文住宅を建てるなら、これらのルールや気候風土に合わせた設計ができるプロのサポートが不可欠です。

まとめ

建物を建てるには、間取りだけでなく、様々なルールや条件をクリアする必要があります。
それは、決して家づくりのハードルを上げるものではなく、「理想の暮らし」を実現するための重要なステップです。
私たち小山建設は、ご家族の想いをじっくりお伺いし、土地の条件や法律もしっかりクリアした上で、お客様だけの理想のマイホームをカタチにしていきます。

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ここまでお読みいただきましてありがとうございます。
「この間取りは実現できる?」「この土地にはどんな家が建てられるの?」
少しでも疑問に感じることがあれば、尾道市・福山市が得意な小山建設までお気軽にご相談ください!
 

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